防鳥ネットの取り付け工法の主なものをご紹介します。
ネット取付工法
ネット取付工法には、「防鳥ネットの取付工法」と「開閉カーテン式ネット工法」の2種類があります。
防鳥ネットの取付工法
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マウントベース(ネット取付け部材)を躯体に接着し、そこにネットを留めます。穴を開けてアンカーを打ち込む必要がないので、建物を傷めず、工事中の騒音もありません。また、比較的安価な工法なので、マンションのベランダなどで採用されるケースが多い。ただし、マウントベースは、接着面の塗装状態によっては、剥がれ落ちてしまうこともあるので検証が必要です。
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コンクリートにアンカーを打ち込んだり、H形鋼にクランプを取り付けたりします。そこへ、ワイヤーロープを通し、枠を作ります。ホグリングを使い、ワイヤーロープの枠にネットを留めます。強度や耐久性に優れているので、倉庫天井など広い面積にも対応できます。
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コンクリートにアンカーを打ち込んだり、H形鋼にクランプを取り付けたりします。そこへ、ワイヤーロープを通し、枠を作ります。ワイヤーロープに枠に樹脂材質のロープをねじり合わせながらネットを留めます。最も強度や耐久性に優れ、橋梁や高架下などで採用されケースが多い。
開閉カーテン式ネット工法
建物内が広大で、天井など、鳥が停留する箇所全てにネットや停留防止器具を取り付ける予算がない場合、建物の出入り口に開閉式のネットを取り付ける方法があります。換気を確保しつつ、鳥の侵入を防げます。バードブロックでは、以下の方法に対応します。
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カーテンレールにランナーを通してネットを取り付けるので、
ネットの開閉時が滑らかです。
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ワイヤーロープにリングを通してネットを取り付けます。
レール&ランナー式と比べると安価ですが、走行性に劣ります。